Calendula

 

キク科キンセンカ属 マリーゴールド

 

「ケガにはArnica」と言いますが、開いた傷口の場合には、同じキク科のCalendulaも考えられます。Calendulaの特徴としては、痛みと傷が不釣り合い、ということが挙げられます。傷の割にはすっごく痛い。過度の痛みから疲労困憊します。すっごく痛くて、ぐったりしてしまうわけです。そして、風邪も引きやすい。


切り傷のときのクリームも売られていて、原液に近いものを塗るということも行われています。クリームを塗るときには、「消毒したほうがよさそう」というのが、一つの目安です。傷口が開いていて、出血していて、消毒したほうがいいんじゃないか、というときです。

 

マテリアメディカには、「手術の傷の不完全な縫合」という記述もあります。そもそも縫うっていう行為は、無理矢理なところがあります。グチャグチャに縫われてしまってできた傷跡が、術後20年後にもCalendulaできれいになることもあります。

火傷の傷にもいいですし、ケロイド組織を防ぐ、という記述もあります。床ずれにも非常に有効です。老人ホームや、糖尿病など、同じ姿勢で寝てないといけず、皮膚の表面が腐るように化膿して、膿が出たりしているときは、Calendulaのレメディーを一粒お風呂に入れたりすると、非常に治りが早くなります。